夜のお店の世界ではシングルマザーに短時間勤務で高時給を稼げる仕事、そして即日入居可能なマンション寮や託児所などの生活インフラを提供する機能を果たします。
しかし、これまで夜のお店で働くシングルマザーたちは将来設計を考える余裕すらなく、ただただ子供を手放したくない、子供と一緒に暮らせていることだけを支えに夜のお店の仕事をこなしてきました。しかしその一方で「育児放棄」という大きな社会問題が発生。
食料を与えられずに餓死寸前の子供など、命の問題に関わるケースも多く、耳を塞ぎたくなるような事件が発生しています。そのほとんどが性風俗や売春で生計を立てるシングルマザーなのです。
事件ファイル1
2014年5月31日【神奈川県厚木市理玖ちゃん所在不明餓死事件】神奈川県厚木市のアパートの一室で子どもとみられる白骨遺体が見つかった事件で、食事や水を十分に与えず、約7年前に男児の斎藤理玖ちゃん(当時5歳)を餓死させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで父親が逮捕された。
事件ファイル2
2010年7月30日【大阪2児餓死事件】大阪市西区南堀江1丁目のマンションの一室で7月30日未明、幼い女児と男児の遺体が見つかった。「部屋から異臭がする」という女性の勤務先の風俗店の男性従業員からの110番で駆けつけた西署員が2人の遺体を発見した。遺体は腐敗が進み一部が白骨化していた。府警は同日午後、この部屋に住んでいたファッションヘルス「クラブ◯ッチ」の店員下村早苗容疑者(23)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。府警は西署に捜査本部を設置し、殺人や保護責任者遺棄致死容疑の適用を視野に捜査。
事件ファイル3
2009年4月7日【西淀川区女児虐待死事件】大阪府大阪市西淀川区の小学4年生の10歳女児松本聖香ちゃんが行方不明となり、親によって家出人捜索願が出され、大阪府警が捜査。 その後、女児母親 松本美奈(当時34歳)と同居男性 小林康浩(当時38歳)、知人男性 杉本充弘(当時41歳)の3人を任意で事情聴取。小林康浩が「聖香が家のベランダで死んだので、遺体を奈良県に埋めた」と供述。4月23日、奈良県奈良市の山中にある墓地で、供述通り聖香ちゃんの遺体が見つかった。そして女児母親・松本美奈と同居男性・小林康浩と知人男性・杉本充弘が死体遺棄罪で逮捕された。